映画館レビュー第3弾。第3弾は、福岡天神にある大洋映画劇場。
第1弾と第2弾はこちらから。
- 煌々とした街中でも目がいく堂々とした外観
- 所狭しとならべられた上映情報
- 余韻に浸らせてくれる3段の階段
- かわいい太陽みたいな電灯
- ふわふわ幅広の肘置き
- サファイアブルーのエレベーター
- 3月末以降の取り壊しが決定済。行くなら今。
煌々とした街中でも目がいく堂々とした外観
小さい頃、前を通るたびここはパチンコ店だと思ってました。(というか光っててどっしりしてる建物は全部パチ屋だと思ってた。)
そんな勘違いをしてしまうほど、騒がしい天神の夜の街でも大洋劇場は存在感アリ。
所狭しとならべられた上映情報
そしてその存在感に惹かれて近寄ると、そこには所狭しと映画のワンシーンや上映情報がズラリ。
このオールド感はもちろん、それ以上にこれらのポスターや上映時間のチラシを貼っている人の姿が目に浮かぶような、人の手でこの劇場は運営され続いているんだなと感じられるのが大手の映画館にはない良さだと思います。
余韻に浸らせてくれる3段の階段
映画を観終えて劇場を出るとき3段の階段があるのですがそれがちょうどいい。なにがちょうどいいかというと、映画という非日常と外に広がる天神の街という日常をつないでくれるのにちょうどいいんです。
「まだこの余韻を消したくないな。このまま天神の街に出ていくのちょっとしんどいな。」ってときに建物を出た後ちょっとの階段を一歩ずつ降りていくことで、日常に溶け込んでいくみたいな気持ちになりました。
かわいい太陽みたいな電灯
この壁際の放射状に光が広がる電灯がかわいい。大洋劇場=太陽劇場ってことなのかな???と思うくらいに太陽感のある電灯でした。
1枚目の写真を見ると分かるように後方座席と前方座席の間に大きい段差があるのですが、それがまるでバスでいうところの運転席の後ろの一つだけ高い座席みたいでひとり勝手にテンションが上がってました。(伝われ)
ふわふわ幅広の肘置き
特にいつも肘置きは使わないですが、ぱっと横を見たとき肘置きがふわふわで幅広だとなんか嬉しかった。ふわふわで人はやさしくなれる
サファイアブルーのエレベーター
建物全体のテーマカラーみたいなサファイアブルーが良い色。特にエレベーターのはラメが入っててもっとかわいかった~。
3月末以降の取り壊しが決定済。行くなら今。
最後に。
人が多く行き交う天神の街にずしんと建つ大洋映画劇場。
実は2024年3月末に取り壊しが行われることが決まっています。今の劇場を見られるのは3月末まで。ぜひ足を運んでほしいです。