すのおさるブログ snowsaruBlog

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歪んだその音は胸いっぱいに

羊文学

聴いただけでタイムワープするような、いつもの場所、いつもの時間が、ここでないどこかになるような。それが流れると、急に窓からの光が物語の一部になるような、意味を持ち始めるような、私にとってはそんな音楽。そんな曲。


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羊文学の音楽は、ギターの音が歌唱の声が歪んだり、揺れたり。揺らぎが常にあって、輪郭が綺麗すぎないのがじーんと響く。自分や、空間の中にゆっくりと伝わって広がっていく感じがする。

響く声は懐かしくて繊細なのに、鳴るギターは心の底をえぐってくる。

特に、この部分が胸がグワーッてなってしまうくらい好き。この音色だけで胸がいっぱいになってしまう。ワアアァァ

 

そして意識して聴くようになってから不思議に思うのだけど、Vo.Gt.の塩塚モエカさんの印象が、ジャケットとかインタビューとか見るたびに違う。

私が初めて羊文学の曲を聴いた黒髪長髪時代。それからしばらくして羊文学の音楽に再会した金髪ボブ時代。ジャケットを見たとき、同じ人だと分からなかった。

ライブやインタビュー映像を見ていると「こんな人だったっけ?」という違和感が毎回一瞬胸をかすめる。やはり不思議な人だ。

 

音楽も好きだけど、ジャケットやビジュアルで最初はかなり惹かれたと思う。

衣装、3人のビジュアルの画としてのバランス、メンバーを被写体にしたジャケット・・・

 

さっきの話とも繋がってくるけれど、バンドメンバーが被写体になって作られたジャケットが私は好きだ。特に羊文学ではVo.Gt.の塩塚モエカさんがそれになっているものがいくつかある。モデル業をしているわけではないのに、世界観を構築しきちんと成立させることができることに驚く。

そういうことをやる人は、例えば藤井風とか、宇多田ヒカルとか、あいみょんとか、椎名林檎とか、aikoとか、尾崎豊とか・・・(挙げたらキリない)が思い浮かぶけれど、多才な人はやっぱ画にもなるんやなぁ。なんて違うことを考えてしまった。

 


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