私は欅坂46が好きだ。
欅坂というグループの音楽やパフォーマンス、その在り方で届けてくれたものが全部大切で、そのときの自分の支えになってきた。
そんな、高校・大学と私の学生生活と共にあった欅坂だったが歳を重ねるにつれて私には心境の変化が訪れている。
少しずつ、自分の今の感情や感じ方と欅坂の届けてくれるものがリンクしなくなってきたのだ。
それこそ高校生のときは自分が感じている悲しみ、希望、絶望、夢、怒り、孤独。。。そんな感情たちを一緒に背負い、分け合う同じ道を歩んでいる存在だと感じていた。
でも今は私は私の道を、”僕”はまた別の自分の道をしっかりと歩み始めている気がする。
もうあの時とは感じ方も考え方も変わっていることも増えたけれど、それを悪いことだとは思わない。何より、『生きるとは 変わること』だと彼女たちが教えてくれた。
共感できなくなってきた自分がいることに当時は驚いたし、自分の中から”僕”と、欅坂という存在との繋がりが消えるようで悲しくて寂しかった。
けど全てが無になるわけじゃない。あの時の記憶や想いは確かに今も、私を支えてくれている。
メンバーだった彼女たち自身が前を向いて各々の道を歩んでいるのを見ればすぐに分かる。
だからこそ欅坂としてまた集まることを特に望んではいないし、(そりゃ万が一にもそんな機会があればすっ飛んでいくかもしれないけれど)あの時の彼女たちの姿にすがりつくつもりもない。
ただこれから先も欅坂46の音楽がたくさんの人に届いて、その人たちの希望だったり優しさになればいいなと思う。
煙たがられない程度にこの先もありがとうのクサい台詞を吐きながら、ただ静かにグループへの愛を言葉にしていきます。ありがとう。