目黒シネマで『老人Z』観てきた。
感想としては、
「いやだからそんなのありえないでしょ。」って思いながらも冷めることなくそのドタバタを楽しめる映画だった。というかまぁ、冒険活劇だからそのありえなさを楽しむ作品なのか。
• 原作・脚本・メカニックデザイン - 大友克洋
• 監督 - 北久保弘之
• キャラクター原案 - 江口寿史
• メカニックデザイン - 磯光雄
• 作画監督 - 飯田史雄
• 作監補 - 鈴木美千代、川名久美子
• 美術監督 - 佐々木洋
• 美監補 - 串田達也、神山健治
• 美術設定 - 今敏
• コンテ - 本谷利明、田中達之、北久保弘之
• 演出 - 本谷利明
• レイアウト・原画 - 沖浦啓之、新井浩一、大橋学、今敏、小林正之、鈴木美千代、黄瀬和哉、川名久美子、井上俊之、森田宏幸、松田勝己、鶴巻和哉、北野義宏、児玉昌弘、宇佐美皓一、石原興一、本田雄、荒川真嗣、末武庸光、高畠聡、森本晃司、飯田史雄、大友克洋、中澤一登、青木真理子、森川定美、八木元喜、吉本きんじ、橋本浩一、松本憲生、宍戸聡、鈴木俊二、嵯峨敏、田中比呂人、日野雅祥、木村雅広、須藤昌朋、田中正弘、奥田淳、堀内博之、三原三千雄、福島敦子、内野明雄、佐々木隆司、猪瀬富士夫、石谷保彦、石田敦子、平松禎史、奥野浩行、加瀬政広、清水健一
• 撮影監督 - 岡崎英夫
• 編集 - 西出榮子
• 特殊効果 - 榊原豊彦
• 音響監督 - 本田保則
• 音楽 - 板倉文
• プロデューサー - 野村和史、風間康久
• 制作 - A.P.P.P.
• 製作 - 東京テアトル、角川書店、ムービック、テレビ朝日、ソニー・ミュージックエンタテインメント 詳細
観終えるまでめちゃくちゃ古い作品なのかなと思っていたら1991年の作品で、全然そんなことなかった。
いかに自分が生まれた2000年「以前」「以後」という大きな流れでしかものを見ていなかったことを思い知らされた。
あと感想にも書いた「ありえなさ」の話で言うと、劇中ずっと
だってそんなに急に人同士って仲良くなる?
そんなにフツーの老いぼれおじいさんに熱量かけられる?
そんなに少女が勇敢で無鉄砲になれるもん??
いや友達も破天荒すぎんか?
そこのじぃさんたちハイスぺにも程があるど?
みたいな。
いやいや…と思いながらも、昔だったらありえたのかもしれないと思える楽しさが良かった。
というより、自分が生まれる前の時代のことだったら自分が実際に見聞きしているわけじゃないから最悪なんでもありだし、なんでも”それらしく”思えてきちゃうんだよな。自分の中で、自分が知らない時代に作られた作品への許容範囲の広さがあるのはそういうところから来ているんだろう。
そしてあともう一つ感想として、自分が幼いころにこういう映画を観ていたら相当ワクワクしただろうなーと思う。
自分が育ってきたときって、ガンダム、マクロス、エヴァみたいな機械系、メカ系、ロボ系全盛期がちょうど一通り終わった世代だから、こういうロボロボしてるやつってあまり親しみが無いし、上の世代の人たちがなんであんなにロボット!!!!!ってなってるのか分からなかった。(強いて言えばダンボール戦機だけは見てたけど…)
けど大人になって劇場版エヴァや今回みたいな映画を観て、あんなに成人男性たちが沸く気持ちが分かった気がする。
そりゃあんなに面白い映画とかコンテンツがあって、さらにノスタルジーや感傷的な気持ちも含まれたら、そりゃあ「俺らのロボ!!俺らのメカ!!!」ってなるよなーと。
というかメカ系の映画を観て毎回思うんですが、どうやったらこんなぐにゃぐにゃごちゃごちゃしたメカの構造とか見た目とかを描けるんでしょうか。
男の子の頭の中を覗きたいと、そういうときばかりは思うな。
今敏作品、もう少し観てみます。