ネットショッピングをあまりしない私ですが、この間ふとSHEINのサイトを見てみました。
なんでも売ってんな~と思いながらしばらく眺めていると気になることが一つ。
商品の口コミ欄です。
それ自体はショッピングサイトなら当たり前ですが、SHEINの場合そこに書き込まれている内容が興味深かった。
商品に対する評価や感想が書かれているのは変わらないんですが、ぱっと見たほとんどの日本語口コミにちょっとした自虐要素が含まれているんです。
「足太すぎてびみょーな感じに見えるけど、商品はめちゃかわです!!」
「私の骨格にはちょい合わなかった~~骨格ウェーブさんだったら似合うと思います」
「今の私には着こなすのが難しいかな。もうちょっと痩せたらいい感じに見えると思うのでダイエット頑張る」
・・・
みたいな。
あと口コミするときの評価選択に臭いに関するものがデフォであって、それもならではって感じがしました。どんだけ臭いねん。
(この後臭いの理由について調べてみると、原因と考えられるものが色々出てきてちょっと笑えなくなりましたが。。。)
あと、
「生地がペラいけど、まぁワンシーズンもてばいいので大丈夫です。」
みたいな趣旨の口コミもかなりあって、これには驚きました。
生地のペラさは海外製品だとあるあるなので置いておくとしても、その洋服を買う時からワンシーズンしか着ないであろうものとして考え購入していることが衝撃でした。
確かに流行りものだとワンシーズンだけで十分だから、安く手に入るならペラくてもいいというのは考え方によっちゃ合理的だなとも思いました。
でも言われてみると100均とかもそうだし、私もそれでお金もモノも無駄に溶かしてきた過去があるのでもの凄く引っかかる考えではあるけれど、理解はできるんだよなーーーなんて一人で勝手に悩んでました。
少し話が飛びましたが、口コミ欄の
自虐というか、自分に何が似合うのか、どんなものを求めているのか、どんな完成形を想像しているのか、が今の子たちってかなり明確だなーと感じました。
ただ、そうなりたくてなってる、よりも世に溢れる情報を吸い尽くした結果そういう思考になったって感じかなとも思うんですけどね。
自虐が入っているのも、考えすぎかもしれませんが
「痩せてないと着こなせない」
「私は自分が○○ってちゃんと自覚してます」
といったように、何らかの思考の刷り込みが根底にあったり批判されないように予防線を張ったりしているのかなと。
これはやっぱりSNSの影響だと思うし、それらの自虐も暗いものではなく明るいものなのも最近ぽいよなーなんて思いました。
とまぁつらつら書きましたが自分もこういった考えがないと言ったら嘘になるし、むしろそういう刷り込みの「○○べき」の思考をよくしてしまう方の人だと思います。
労働環境問題も、身体に対する考え方も、常に人の目にさらされるSNSの使い方も、、、ここは現代の色々な問題や話題が詰まった場所だなと感じました。
ある意味良い勉強の材料ですね。もし気になったら見てみると面白いかもしれないです。