私は絶賛大学生をやらせていただいておりまして、大学生らしくアルバイトもやっているわけなんですが、そのお話をちょっとしようと思います。
ところで、アルバイトって大変ですよね。
アルバイト=小遣い稼ぎみたいな認識だったのでそんな自分には「この世界アマクナイネ~」てなりました。
とりあえず今働いている大学生含むみなさん、自分を褒めましょう…まじでえらい!!
私は大学入学してから今まで長期短期合わせて(多分)8個のアルバイトをしてきているのですが、大げさではなくバイトをすると見える世界が変わるなと思います。
例えばアパレルショップ
学生服の接客販売をしたときに、洋服の値段が消費税の関係かなんかで変わって値札の貼り換えをしました。そのときに
「当たり前のことだけど値札とかポップとかって人が手作業でいちいちやってんだよな…」とハッとしました。
正直値札の貼り換えとかって、小さい紙に印刷して、切って、テープとかで貼って…っていうなかなかの工程があります。
からの学生定番飲食店
お店によると思いますが、私が働いているお店はスプーンやフォークを一つひとつ布で拭きます。メニューも同じように拭くし、お店のアンケートのために置いている鉛筆も毎日確認して、尖っていなければ小学生のように鉛筆削りでツンツンになるように削ります。調味料も足りない分はもちろん手作業で入れていく。
飲食店というのはなんて地味で細かい作業の集まりでできているんだろうと最初は困惑しました。
そしてちょっと変わり種の交通量調査
交通量調査の他にも、交通整理・誘導、駐車場案内など、夏場や冬に外でずっと作業をするのはかなりしんどいです。作業自体は簡単なことが多いですが、個人的には身体的疲労に加え精神疲労がなかなかくるな~と思ってます。
そのバイトをやるまでは「楽そうでいいな~」とか「交通誘導ってただ立ってるだけじゃないの?イミアル?」なんて思っていたのですが、やってからは考え方がぐるりと変わりました。
結婚式披露宴のPA
披露宴って華やかで幸せでという空間なのですが、裏は本当にプロの力の結集場だなと日々実感させられます。「幸せ」を最大限に感じられる空間なのは、違和感や不快感を感じるような不協和音を鳴らさないためにそれぞれが当たり前を完璧にこなしているんです。私たちが何も感じない空間こそ、周りをよく見てみたいなと思わさせられるようになりました。
街を歩いていたり、お店に入って時間を過ごしたり、そんなふとしたときに「この人たちこの仕事で時給いくらなんかな~」と考えることが圧倒的に増えました。この働きぶりだったら時給いくら貰えてるのかなとか、この労働にはきちんと賃金が発生していてこの労働によってこの場所は回ってるんだな~とか。そういうことを考えるようになってから、「なんか私たちの時給低くね???」と思えるようになりました。個人的には日本のアルバイターたちはあんなに懇切丁寧に接客してるんだからもうちょい貰えてもいいんでねぇの??と考える日々です。
あと飲食店で働いていて思うのですが、若い人の方が店員に対して優しいです。これマジで。基本的に。というかほぼ。
自分もアルバイトなどをしているからなのか、横柄な態度をとる勇気がないのか、道徳の授業で教わったことを忘れていないからなのか何なのか理由ははっきりとしませんが、大人になると心に余裕がなくなるんだろうなと思います。成長したら擦れてしまうなんてそんな社会嫌だなぁ。(笑)(もちろん優しい大人の方もたくさんいますけどね!)
これを読んでくださっている大人がいれば、次外食したとき店員さんに優しすぎるかな~?ってぐらい柔らかくいてあげてください。といっても馬鹿丁寧にする必要はなくて、ただ「ありがとうね~」とか「ごちそうさま~」を言うだけでいいんです。こちとらそれだけでHP回復するので!(笑)
結果、アルバイトをしたら自分にも物事の見え方にも奥行が出ました。
自分が甘ったれたペーペーだったので(今もそう)アルバイトをやってよかったと本当に思います。バイト先は転々としましたが、結果今は良い職場環境にも恵まれて適性もなんとなく分かって、働くのは普通に嫌ですが経験としてやるのはアリだと、働くことを迷っている人がいれば伝えたいです。