すのおさるブログ snowsaruBlog

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夏フェス、舐めたらあかん。

夏フェス、舐めたらあかん。客も、やるほうも。

 

先日東京(幕張)で開催されたSUMMER SONIC 2023(以下サマソニ)に行ってきて、現場の運営?に関するオペレーションに対して感じるところが少なからずあったのでそれを書いていきます。(レポは別で書く予定です。)

また、この記事ではサマソニと同じく国内でも有数の大規模な夏フェス、ROCK IN JAPAN(以下ロッキン)を比較対象として多く用いているのですが、サマソニと真っ向勝負させたいわけではなく自分が行ったことがある大型夏フェスがサマソニ以外にロッキンしかないためです。

 

ゴミ箱の数と位置と処理

設置されているゴミ箱が少ないと思いました。

私がロッキンに行ったときに、まず驚いたのがグッズテントの出口付近にゴミ箱があったこと。

これによって、買ったグッズの袋のゴミをすぐに捨てることができたんです。どうせ皆買ったグッズはすぐ身に着けるだろうから袋のゴミは必ず出るし、自分のカバンにしまって、がさごそしているときに落ちたりするほうが後から回収するのは面倒だと思うし、これは気が利いているなと感じました。

 

それ以外にも、中サイズのゴミ箱がいたるところに設置されていて、ゴミ箱を探さなくて済んだ記憶があります。

 

今回のサマソニでは、大きなゴミ箱がいくつかの場所に設置されていて、ゴミ箱を探す必要があったり、見つけても溢れんばかりにゴミが溢れていたりと、使う方はもちろんですが、回収し捨てるスタッフさんがかなり大変そうにしていたのが忘れられません。あれは私がもしスタッフ側でもうんざりすると思います。

 

結局、大きなゴミ箱をドカンと置くよりも中サイズのものを箇所箇所で置いた方が、ゴミのたまり具合も目視で確認しやすいし、回収もしやすいし、捨てる方も探さなくていいからこまめに捨てられて、ゴミも分散されて・・・と良いことづくめなのでは!?と感じました。

 

休憩場所の数

スタジアムだし、メッセだしで場所がないのは分かるんですが、それにしても休憩場所が少ない気がしました。(歩き回ってないので実は知るよりも数があったのかもしれないですが)日が当たらない場所となるとなおさらで、あまりテントの数が多くなくて、屋外だとスタジアムの屋根の影しか日影が無かったような気がします。

 

複数会場間の移動

もう立地は仕方ないのであまり言いたくないのですが、あの倒れるような高温の中、日影が無い場所を十何分歩くのはなかなか辛いものがあります。。。(あまり必要なさそうな場所に置かれてた警備員さんたちも暑そうで可哀そうなレベルだった。案内板じゃダメな理由があるのかな。)

普段だと歩ける距離でもフェスで飛んだり跳ねたりした後だと、相当見たいアーティストでないと歩く気力が出ませんでした。

”気になる”程度のアーティストとの出会いがあるのがやはりフェスのいいところだと思うので、この弊害はフェスには致命傷だと感じました。

 

グッズ販売の待機列と物販販売係

グッズ販売の待機列にテントが一部しかなかった。。。

恐らく列が思ったよりも長くなったんでしょうか。本当のところは分からないけれど、もうちょいテントの数欲しかったなと思います。

それと公式グッズとアーティストグッズの列は分けるべきではないでしょうか。列を分けても並ばせる場所がないから一緒にしてるのかな?とも思ったのですが、それにしても列を一緒にしていることで、無駄な待機時間が増えている印象でした。

あと物販係はどこかの学生さんでしょうか?

アルバイトというよりも専門学生さんという感じだったので驚きました。提携か何かしてるんでしょうか…??

そして私は驚きと同時に疑問がわきました。

参加にお金が発生しているこのイベントで、経験あるスタッフではなく販売対応に慣れていなさそうな(学生)スタッフを使うのはなぜでしょうか。

ただ、決して学生さんたちの対応が悪かったわけではなく、手慣れていないスタッフをこのイベントで使うことに対してどうしても疑問が拭えなかったです。

 

現場スタッフの声掛け

入口の場所が1DAY組と2DAYS組で違っていたり、スタジアムは糖分入り飲料持ち込み禁止だったり、スタジアムが入口と出口と専用で複数個所あったりと、事前情報こそHPで流れているものの現地でも一声欲しい情報ばかりです。

しかしその割には現地での声掛けが多くないように感じました。というかそもそも拡声器を持っているスタッフが少なかったです。

特に糖分入り飲料持ち込み禁止、食べ物持ち込み禁止(塩分タブレットなども)は、命にすら関わる重要な情報です。実際にサマソニ中やサマソニが終わってからも「持ち込みダメなの!?」という声を見聞きしました。

持ち込みがダメなのは芝生なので仕方ないにしても、水を買ったり補給したり、そのための列に並んだり、移動したり…を考えると、観たいライブの少なくとも1時間前には知りたい情報です。しかし私はライブ会場のスタジアム入口付近に行くまで、その情報を知りませんでした。

「HPで情報が出てるんだから知っておくべきだ」というのはこういうところでは通用しないと思います。実際今回のサマソニでは一日だけで100人近くの人が救護室に運ばれました。更にそういった数字には出ていなくても、頭が痛いと言っている人やぐったりして座り込んでいる人を、その日たくさん見ました。

そういった惨状を目の当たりにして『知らない、分かっていない、できない』を想定した声掛けや動きがこういう場所では大切だと痛感しました。

 

スタジアムという会場柄

出口の数がかなり限られていて、ライブが終わってからスタジアムの蒸されるような暑さとすし詰め状態の中、退場を数分待つのは地獄に近しい環境でした。退場の最中に倒れた人もいたみたいで、私の後方でも助けを求める声が上がってました。

(ホースで放水もしてくれていたのですが正直あまり涼しくならなかった)

 

撮影・録音

個人的に撮影録音自体は気にしないのですが、そのスマホのおかげで前が見えないのは勘弁してほしかった。。。

あとこれも個人的にだけど、「スマホ掲げるよりハンズアップで声援届けたい」派なのでスマホだらけなのは嫌だなぁなんて思います。

 

殺人的な高気温

もうとにかくこれですね。暑い。ひたすらに暑かった。

オリンピックが猛暑のせいで開催時期や時間を検討したように、今後は夏フェスも検討が必要かもしれないですね。暑すぎて思うように盛り上がれなかったり、観たいアーティストを見送ったり。そういうことが起こるとフェスに対する価値が揺らいでしまうので、暑さとはどうにか上手く付き合う方策を考えていきたいですね。

 

特に今年はニュジが出ていたこともあってかきゃわいい素敵な恰好をしている方が多くて、見るのも楽しいしそれは良いんですが熱中症だけが心配でした。(勝手に)

近年の暑さは尋常でないので、暑さ対策だけは万全を期してほしいです。

 

ロッキンとの違い

まず蘇我ロッキンの広大な芝生とサマソニのスタジアムやメッセでは環境が違いすぎます。環境要因からくる問題を比較するのは難しいですが、正直オペレーションに関してはロッキンに軍配があがると思いました。(昨年と今年だけしか見ていないですが)

観客だけでなく出演者も安心して楽しめるフェスに!!なっていってほしいし、していきたいですね。