すのおさるブログ snowsaruBlog

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俳優 河合優美とサマーフィルムにのって

私、河合優実さんが気になってます。

ここ1年くらいうっすらと、でもずっと気になっている俳優さん。

私自身、河合優実さんのことは1年ほど前にYouTubeに上がったヌーの雨燦々のMVを観ていて初めて認識しました。

でもどこかで見たことがある気がして記憶を辿ると、「サマーフィルムにのって」で実は見てました。

 

今回は、彼女をもう少し知れるような作品やイベントないかなーと思い立ちググって出てきた、目黒シネマでの『俳優 河合優実 特集』なるものに行ってきました。

(といっても予定が合わず「サマーフィルムにのって」しか鑑賞できなかったので、映画レポと合わせてやることに。)

 

サマーフィルムにのって、において河合優実さんはビート板という役柄で出演しているんですが、特に印象に残ったのが、登場人物たちがいつものノリで殺陣ごっこをしたときの「ハダシ、もっと本気」のところです。

なんか超個人的なんですが、私自身もこういう言い回しとか喋り方をするなーと思う節があって。例えば友達とふざけてるときに誰かが撮った動画で、何気ない自分の声が入ってるときあるじゃないですか。後で聞いて「こんな喋り方してんのか」と思うような。

 

で、その「ハダシ、もっと本気」の台詞がまさにそういう感じの言い回しだったんです。

何気ない、何も意識してない、飾ってないけど男っぽすぎない。そんな感じ?

 

そういった少しの台詞や表情、言動から

『ハダシ(主人公)ほど男の子っぽくないし猛烈な”○○愛”を持っている性格でもないんだけど、実は程よくちゃんと女の子だし、周りほど熱中しているものはないけどみんなといるのは実は一番好き』

みたいなビート板の人物像が見えた気がしました。あと言動以外にもスマホケースがiFaceのピンクなのを見て「いややっぱちゃんと女の子なんだよな。淡々としてるけど、女の子したくないわけじゃないんだよな。」と言動と小道具を解釈一致させる細かい仕事に感嘆しました。

そしてビート板は個性豊かな登場人物の中でも一番最近の普通の子っぽくて、ビート板という人物が居てくれることでこの作品に入り込みやすかったです。というか親近感というよりもはや既視感さえあった。

 

 

そして映画全編を通して、先ほどのビート板のスマホケースのように一つひとつのシーンの設定や衣装、小道具に対して「なんか分かる」という納得感が常にありました。

 

例えばハダシ含めた3人の秘密基地(?)で、ビート板が読んでいる本のブックカバーが外されていたり、ハダシのバックパックが今どきの高校生が使っていそうなちょっとカラフルでナイロンかコーデュラ素材っぽい大容量のものだったり。

あとはハダシはエアクッションが入っているハイテクスニーカーで、一方のビート板はバンズのオーセンティックみたいなローテクスニーカーなのとか。

 

 

小道具や衣装がきちんと作品の中で機能していることで、この作品ならではの空気感を加速させている感じがとっても好きです。時代劇好きという設定が特異だからこそ、周りに映るものたちが普通でいてくれるのでバランス取れてる気がします。

 

こんな感じで全体的に足し引きのバランスが良いので、作品の設定は妙だけど現実味があり見やすい!という印象です。

 

ちなみにこの作品は時かけの影響を受けていると思うのですが、自分も時かけが好きなので「これは時かけ意識かな?」と思うシーンを見つけたときはちょっと楽しかったです。

今パッと思い出せたのはこれくらい?

・ふいに自分の知らないところで親友と好きな人(まだ恋心を自覚してないけれど)が距離を縮めているのを目撃する

・親友に対して自分の恋心を打ち明けるとき、唐突に、淡々と、互いの顔を見合わせることなく言葉が交わされる

・未来から来たヤツを好きになる

・親友側が主人公に対して直接的に自分の恋心を打ち明けることはないまま終わる

 

 

 

あー最後に。まりっかのオタクみ溢れる振る舞いはもはや流石ですね。笑

まず本人がオタク気質というかオタクなので納得といえばそうなんですが、毎回演技を見るたびにニヤニヤしてしまうほど本物そのものです。そういうのも含めて、配役も良かった映画でした。

 

もう一回観よう